発達障害児・者支援について
近年、発達障害についての理解は医療、福祉の現場から学校、職場、様々な領域で浸透し、ここ数年間の間で少しずつ広がってきているように思います。
また以前は診断名が一人歩きをしてしまう時期もありましたが、現在は発達障害をスペクトラムで診ていく見方もひろがり、障害の状態の濃淡に合わせた支援が展開されるようになってきたように思います。
発達障害といってもスペクトラムの濃淡で抱える問題は様々であり、その人の年齢や状態より支援の内容も大きく変わってきます。
これまでも当ルームではその人その人のニーズに合わせて、小学生・中学生では学校適応に向けてのグループワークを、思春期になっての問題については個別面接などで対応してきています。
また近年では就労についての困難さを抱える方々も増えているため、そういった方への個別対応、グループワークによる支援なども行っています。
また当ルームでは、他機関での診察・治療を行っている患者さんに対しても、担当医の承諾があれば個別の面談・グループワークを行っています。
≪個別カウンセリング≫
思春期以降の個人的な問題についてアプローチしていくことが多いです。
男女それぞれに問題は異なっており、その場、その状況での対応が求められる時にも
利用してもらうことが多いです。
≪グループワーク≫(R5、現在一時休止)
環境への適応がうまくいかない、友人との関係がうまく作れないなど、そういった社
会的スキルの習得を意図に組まれています。
毎回、こちらで提案する課題を行ってもらい、実際の人と関わりを通して学んでいき
ます。